概要
HRMOS給与の住民税納付機能を利用して、住民税のFB(ファームバンキング)データを作成し、ファイルとして保存する手順を説明します。これにより、毎月の住民税納付に必要なデータを効率的に準備することができます。
目的
この記事を読み終えることで、以下のことができるようになります。
- 住民税のFBデータを生成し、ファイルとして保存する
- FBデータ出力に必要な情報を確認する
- FBデータをeLTAXなどの外部システムで利用するための準備を理解する
前提条件
- HRMOS給与の操作に必要なアカウントが追加されていること
- HRMOS企業管理の共通設定で会社口座が事前に登録されていること
- 会社口座の利用目的として「住民税振込」が設定されていること
- 給与支払事務所および特別徴収義務者がHRMOS企業管理に登録されていること
- 対象となる給与計算グループの給与計算が確定されていること
手順
ステップ1.住民税納付画面へのアクセス
操作の概要
HRMOS給与のメニューから住民税納付画面へ移動します。
具体的な操作
- HRMOS給与にログインします。
- 画面上部の「各種手続・管理」メニューをクリックします。
- 左側のナビゲーションから「納付納税」の下にある「住民税納付」を選択します。
結果
住民税納付画面が表示されます。
ステップ2.徴収対象月と特別徴収義務者の選択
操作の概要
FBデータを作成する対象の年月と特別徴収義務者を選択します。
具体的な操作
- 「徴収対象月(年月)」と「特別徴収義務者」を選択します。
- 「設定」ボタンをクリックします。
結果
選択された条件に基づいて住民税の徴収情報が表示されます。
補足:0円の人は一覧に人数・対象として出力されません。
ステップ3.FBデータの出力
操作の概要
表示された徴収情報に基づいてFBデータファイルを生成します。
具体的な操作
1.「FBデータを出力」ボタンをクリックします。
2.表示されるダイアログで、次の確認します。必要あれば修正します。
・納付期限:必要あれば修正します。
・口座名称:HRMOS企業管理に登録された利用目的が「住民税振込」の会社口座からFBデータに使用する口座を選択します。
3.「FBデータを作成」ボタンをクリックします。
補足:FBデータ出力時には、普通徴収で納付先市区町村が未設定の本来住民税を控除すべきでない社員の住民税を控除した場合は、納付先市区町村が未設定の社員がいますというエラーが出力されます。
結果
住民税のFBデータファイルが作成され、ダウンロードされます。
手順の補足・設定項目一覧
住民税納付関連設定
| 設定項目 | 概要 | 補足 |
|---|---|---|
| 特別徴収義務者 | 市区町村ごとに指定番号を登録する | 提出したことのない市区町村の場合、指定番号は空欄でも登録可能である |
| 会社口座 | 法人の振込元口座情報とFBデータ作成に必要な情報を登録する | 複数の口座登録が可能であり、利用目的を「住民税振込」として設定する |
補足・ヒント
FBデータを出力せず一覧を確認する場合
- FBデータを生成せず、住民税の納付情報を一覧で確認したい場合は、そのまま「住民税納付」画面で表示内容を確認できます。
給与支払事務所(特別徴収義務者)ごとの管理
- 複数の給与支払事務所を持つ企業でも、給与支払事務所(特別徴収義務者)ごとに住民税の管理(一覧確認、一括インポート、納付情報確認、FBデータ作成)が可能です。
住民税納付一覧の表示がされない場合
- 住民税一覧に社員が表示されない場合、HRMOS COREの「社会保険・税金」セクションにある「所得税基本情報」の「給与支払事務所」が登録されているか、またはその月の給与計算が確定されているかを確認してください。
住民税納付一覧表を出力したい場合
- 住民税納付一覧表は現状出力できません。振込画面をEXCEL等へ張り付けるなどしてご利用ください。
年度途中の徴収額の変更
- 年度途中で住民税の徴収額を変更したい場合は、「住民税一覧」で変更するか、該当者の給与計算グループの控除項目で直接住民税額を変更することが可能です。
eLTAXでFBデータを取り込みたい場合
- 事前にHRMOS企業管理>共通設定>会社口座にて、住民税振込>eLTAX宛を選択しておきます(取込み詳細はeLTAXにお問い合わせください)
FBデータの構成
18番目からの文字列6つが納付期限となっています(例では(令和)06年06月10日)。
yymmdd
24番目からの文字列4つが納付月分となっています(例では(令和)06年05月分)。
yymm
以降のヘッダーは特別徴収義務者名、特別徴収義務者の所在地などが出力されます。
- ヘッダー以降のデータ・レコード部分の構成は次のとおりとなっております。市区町村毎に繰り返すコードになっています。
-
データ区分:1文字(2が設定されています)
市町村コード:6文字(市区町村コードが設定されます)
市町村名:15文字(カナで市区町村名が設定されます)
指定番号:15文字(HRMOS企業管理>共通設定>特別徴収義務者で指定した番号が設定されます)
異動の有無:1文字(0が設定されています)
給与税額(件数):5文字(上記の市区町村での件数)
給与税額(金額):9文字(上記の市区町村での総額)
退職税額(件数):5文字(システム対応外のため00000が設定されています)
退職税額(金額):9文字(システム対応外のため000000000が設定されています)
合計税額(件数):5文字(上記の市区町村での件数。退職税額はシステム対象外のため=給与件数となります)
合計税額(金額):9文字(上記の市区町村での総額。退職税額はシステム対象外のため=給与件数となります)・・・以降は退職明細等が続きます。
移行モード中の制約
- 移行モード中は住民税振込用のFBデータを作成できません。移行モード終了後も移行インポートした住民税に対しては作成できないため、並行検証で試す必要があります。