概要
HRMOS給与における賞与支給プロセスを説明します。賞与項目パターンの選択からデータの確認、必要に応じた修正までを網羅し、正確な賞与支給のための手順を示します。
目的
この記事を読み終えることで、以下のことができるようになります。
- 選択した賞与項目パターンに基づいて賞与計算を実行する
- 計算結果を確認し、必要に応じて社員情報を修正する
- 賞与支給プロセスを滞りなく進める
前提条件
- 賞与計算に必要な共通設定(会社口座、給与支払事務所、適用事業所、特別徴収義務者)がHRMOS企業管理に登録されていること
- HRMOS COREに会社情報と社員情報が登録されていること
- 賞与項目パターンが適切に設定されていること
- CSVをインポートする場合はインポート用のCSVが準備されていること
- HRMOS給与のメニューにアクセスできること
- 賞与支給対象者の前月の給与計算を確定していること(確定していない場合、所得税の計算に影響が出る可能性があります)
手順
賞与計算は以下の手順で設定および確認を行います。
ステップ1.賞与項目パターンを選択し、計算を開始する
操作の概要
- 賞与計算を開始するために、名称を設定し、対象となる賞与項目パターンを指定し、支給日を確認します。
具体的な操作
-
HRMOS給与にログインし、「賞与計算」メニューから「計算開始」ボタンを押下します。
①名称、賞与項目パターン、支給日、対象期間、算定期間基準(労働保険)を設定して「計算開始」ボタンを押下します。
②名称:自由に設定します(後で賞与の支給対象者が分かる名称が望ましいです)。
③賞与項目パターン:事前に支給・控除項目を設定した賞与項目パターンを選択します。
④対象期間:6ヶ月を超える期間を設定するか否かで所得税額の計算が変更される場合があります(詳細は国税庁HPを参照ください)。
⑤算定期間基準(労働保険):
i.「支給月」を選択した場合は支給月の労災・雇用保険料率、「賃金計算期間」を選択した場合は
④対象期間の末日の労災・雇用保険料率が適用されます。
ii.④の対象期間を設定しなかった場合は支給月の労災・雇用保険料率が適用されます。
- 賞与計算一覧から対象の賞与を押下し「データの操作」から対象の社員と賞与額をCSVをインポートします。
- CSVのテンプレートは賞与項目パターン>対象の賞与パターン>CSVフォーマットからエクスポート可能です。
- 初めてインポートするときにはマッピング<リンク>(手順は給与のインポートと同じ)が必要です。
- エラーが出る場合は給与計算でのインポートと類似です。エラーについてをご参照ください。
結果
- 賞与計算が開始されます。
ステップ2.計算結果の確認と修正
操作の概要
- 計算された賞与額が正しいかを確認し、誤りがあれば修正します。
具体的な操作
- 賞与計算一覧画面で、表示された対象者と金額に問題がないかを確認します。
- 社会保険料や所得税については手順の補足・設定項目一覧も併せて参照ください。
- 社員の追加・削除は次の方法で行います。
①追加したい社員がいる場合、CSVインポートします。
②削除したい社員がいる場合、対象社員の画面左にチェックを入れ、賞与計算中央上部メニューからゴミ箱ボタンを クリックして削除します。
- 詳細を確認したい社員がいる場合、社員名をクリックして個人別の賞与情報、社員情報、事業所情報を閲覧します。
- 社員一覧またはHRMOS COREに起因する誤りは社員一覧、HRMOS COREの該当情報を修正します。
- HRMOS CORE情報修正後は同期操作の後、「社員情報の更新」または「支払情報の更新」ボタンをクリックして変更を賞与計算に反映させます。
-
変動項目や自動計算されるべき値の一時的な金額変更・修正は前述CSVファイルのインポートもしくは次のいずれかの手入力により対応します。
①賞与計算結果の一覧画面で、修正したい箇所の鉛筆マークをクリックして入力します。
②個人別の詳細画面で編集をクリックして修正したい箇所を入力します。
結果
- 賞与計算結果が検証され、正確な値に修正されます。
手順の補足・設定項目一覧
賞与計算結果の保持
- 賞与計算結果は「計算確定」ボタンを押下しなくても、その月の途中の値が自動保存されます。
賞与計算におけるボタン操作の役割
| ボタン | ボタンの位置 | 役割 |
| 社員情報の更新 | 賞与計算の中央上部メニューのほか、勤怠・支給・控除項目毎/各人毎の鉛筆マーク、個人別の詳細画面・・・マークより選択できます | HRMOS企業管理・HRMOS CORE・社員一覧における数値に影響する情報を社員個人に反映します。 |
| 支払情報の更新 | 賞与計算の中央上部メニューのほか、勤怠・支給・控除項目毎/各人毎の鉛筆マーク、個人別の詳細画面・・・マークより選択できます | HRMOS CORE・社員一覧>振込口座の情報を更新します。「HRMOS CORE」の口座登録を忘れた場合等にご使用ください。 |
| 初期値に戻す | 賞与計算の中央上部メニューのほか、勤怠・支給・控除項目毎/各人毎の鉛筆マーク、個人別の詳細画面・・・マークより選択できます | 原則、自動計算された値に戻します。変動項目として設定した項目では初めて登録した値に戻します。 |
| 社員の削除 | 賞与計算の中央上部メニュー | 賞与計算からその社員のデータを削除します。金額としては全ての項目が0円の扱いとなります。 |
補足・ヒント
賞与の社会保険料と税金
- 社会保険料は HRMOS給与:給与計算の準備:控除項目を登録する(社会保険料)に基づき控除されます。資格喪失後に賞与を支払う場合、資格喪失日により保険料が徴収されないことがありますのでご注意ください。
- 所得税は HRMOS給与:給与計算の準備:控除項目を登録する(所得税)に基づき控除されます。
- 同月に2回以上の賞与支給がある場合、計算上は同月に1回の賞与支給とされて、それぞれで社会保険料、所得税が計算されます。複数回の支給は考慮されません。賞与支払届は賞与計算単位毎での作成となります。
- 賞与の年間平均を算定基礎届等に記載する対応はできません。
賞与項目の変更をしたい場合
- 賞与項目パターンでは給与のように給与改訂という履歴は持ちません。また、一度使用した賞与項目パターンの変更はできません。そのため、賞与項目の変更をしたい場合は、新たな賞与パターンの作成が必要です。
- 作成した場合の明細設定については作成時・変更時に改めて実施いただく必要があります。
作成する賞与データの数・単位
- 賞与データの数に制約はありません。賞与計算は対象者などの都合に応じて、いくつでも分解して作成いただけます。
- 但し、賞与支払届は賞与計算単位毎での作成となります。
作成したデータを削除する・修正する
- 賞与計算データを削除・修正する場合は、給与計算の場合と基本的に同じです。給与計算の場合の補足・ヒントを確認ください。
- 賞与支払届の作業を開始している場合、データ削除に伴い届書のデータは自動的に削除・修正されます。ご注意ください。
賞与計算でのチェックに役立つ機能
- 給与計算の場合と同じです。給与計算の場合の補足・ヒントを確認ください。