使用モジュール
HRMOS 年税額計算
概要
年末調整の完了後、HRMOS 年税額計算では、主に4つの書類のデータが自動作成されます。 この記事では、そのうち「給与支払報告書(個人別明細書)」と「給与所得の源泉徴収票」の2点について説明します。
これらのデータは自動で作成されます。
管理者が行う主な作業は、次の自動作成された内容の「確認」と必要に応じた「編集」、提出方法に応じた「出力」となります。
給与支払報告書(個人別明細書)
各市区町村に提出する必要があります。
給与所得の源泉徴収票(税務署提出用)
この記事では、これらの帳票を提出するための情報確認・変更ならびに提出方法(eLTAX API連携/CSV手動提出)に応じた操作と、作成された内容を画面で確認する手順について説明します。
手順
1. 提出に必要な項目に漏れ等がないか確認する
- マイナンバー、普通徴収・普通徴収の理由など提出に必要な情報が全て問題ないか確認します。詳細はこちら4,5を参照ください。
- 提出先市区町村が全て登録されているか確認します。詳細はこちら2を参照ください。
- 上記は全てエラー(エラー一覧)がクリアされた状態で計算確定することで一定程度は登録に問題ないか確認することができます(参考:主なエラーの対処法)。
- eLTAX提出前に給与支払報告書/源泉徴収票のデータ・ファイルに問題がないか確認できる下記、ツールが毎年eLTAXより公表されています。ご利用いただき事前にご確認いただくことを推奨しています。
- 必須項目ではありませんが、氏名のフリガナなども申請には使用されます。
参考)出所:eLTAX 「給報等統一CSVデータ作成支援ツール」のリリースについて ※令和7年版。詳細はeLTAXにご確認ください。
2. 提出する源泉徴収票と給与支払報告書を確認し必要に応じて変更する
源泉徴収票の提出の対象・対象外判定基準に基づき提出が自動判定された源泉徴収票と給与支払報告書の提出の対象・対象外の判定基準に基づき全員分の給与支払報告書を提出するか確認します(法定調書合計表、給与支払報告書(総括表)の添付となります)。
提出したい対象・対象外が異なる場合には次の操作により対象・対象外を変更します。
1.提出を変更したい社員をチェックします。複数人の選択も可能です。
2.画面中ほどの「提出対象を変更」をクリックし、源泉徴収票の提出(国税)もしくは給与支払報告書の提出のいずれかを選択します。
3.次のような画面が表示されますので、変更したい方の対象・対象外を選択し、実行をクリックします(下記は源泉徴収票の場合です。給与支払報告書も同様です)。
4.対象・対象外が変更されます。
補足:次の場合は以下を参照ください。
3. eLTAX(API連携)で提出する場合
API連携で提出する場合は、基本的にCSVファイルを出力する必要はありません。
データの内容の確認は、以下の「A. 画面で内容を確認する」の手順で可能です。
4. CSVファイルを手動で提出する場合
eLTAXのAPI連携を利用せず、CSVファイルを手動で作成・ダウンロードして提出する場合は、以下の「B. CSVファイルを手動で出力(ダウンロード)する」の手順を実行してください。
必要に応じて、出力前に「A. 画面で内容を確認する」の手順でデータをご確認ください。
A. (任意)画面で内容を確認する
A-1. 源泉徴収簿の内容を確認する
操作の概要
社員詳細画面から、源泉徴収簿にあたる内容を一人ずつ確認します。
具体的な操作
- 担当の給与支払事務所の年税額計算画面を開きます。
- 確認したい社員を絞り込み、クリックします。
- 「社員詳細」画面で、「年税額計算」タブが開いていることを確認します。
- 表示される内容(住所、金額など)が、源泉徴収簿にあたる内容として問題ないことを確認します。
A-2. 給与支払報告書(個人別明細書)/ 源泉徴収票の内容を確認する
操作の概要
社員詳細画面から、「給与支払報告書(個人別明細書)/ 源泉徴収票」の内容を確認します。
具体的な操作
- 担当の給与支払事務所の年税額計算画面を開きます。
- 確認したい社員を絞り込み、クリックします。
- 「社員詳細」画面で、「法定調書情報」タブをクリックします。
- 表示される内容が、給与支払報告書(個人別明細書)/ 源泉徴収票に反映される情報であることを確認します。
B. CSVファイルを手動で出力(ダウンロード)する
操作の概要
eLTAXのAPI連携を利用せず、CSVファイルを手動で作成・ダウンロードして市区町村に提出(または内容確認)を行う場合の手順です。
具体的な操作
1.一覧から、CSVを出力したい社員の左側にあるチェックボックスにチェックを入れます。(複数選択や一括選択も可能です)
2.一覧の上部にある「提出用統一CSV」ボタンをクリックします。
3.給与支払報告書と源泉徴収票の統一様式 CSV ファイルの作成(下記URL参照)が開始されます(画面に「CSVファイルの作成を開始しました」というメッセージが表示されます)。
参考)出所:eLTAX 給与支払報告書及び公的年金等支払報告書に関する統一CSVレイアウト仕様書の確定版掲載について >給与支払報告書-源泉徴収票の統一CSVレイアウト仕様書 令和07年分~
補足:社員情報に不備のある従業員が存在しますというエラーが出力される場合は、給与支払報告書CSVの作成や確認時に、エラーが残っている社員がいます。すべてのエラーを解消してから再度出力操作を行ってください。
4.作成完了後にリンクが表示されますので、クリックすることでダウンロードすることができます。
補足:APIではなくCSVを利用して申告を行う場合、上記eLTAXのURLの8.2.3 給与支払報告書CSVファイルのインポートによる作成をご参照の上、電子申告ください。
補足・ヒント
源泉徴収票の提出の対象・対象外判定基準
2. 提出する源泉徴収票と給与支払報告書を確認し必要に応じて変更するにおいて、自動的に提出対象となる源泉徴収票の基準は次のとおりです。パターンに該当しない場合は対象外となります。下記1~5のいずれにもよらない場合は手動で変更してください。詳細は国税庁等にお尋ねください。
| パターン | 年末調整の対象 | 税区分 | 給与所得種別 | 基準となる総支給金額の合計 |
|---|---|---|---|---|
| 1 | 対象 | - | 役員報酬 | 1,500,000円を超えたとき |
| 2 | 対象 | - | 給与・賞与 | 5,000,000円を超えたとき |
| 3 | 対象外 | 甲 | 役員報酬 | 500,000円を超えたとき |
| 4 | 対象外 | 甲 | 給与・賞与 | 2,500,000円を超えたとき |
| 5 | 対象外 | 乙 または 丙 | - | 500,000円を超えたとき |
給与支払報告書の提出の対象・対象外の判定基準
2. 提出する源泉徴収票と給与支払報告書を確認し必要に応じて変更するにおいて、自動的に提出対象となる給与支払報告書は全員分です。提出不要と判断した場合は手動で対象外としてください。詳細は提出先市区町村にお尋ねください。
源泉徴収票/給与支払報告書の提出の対象・対象外の判定基準を自動判定された状態に戻したい場合
データの同期>社員情報や申告書情報などを選択いただき、再同期いただくことで、手動で変更した源泉徴収票/給与支払報告書の提出の対象・対象外についてその判定が上述の判定基準による自動判定された状態に戻ります。
源泉徴収票/給与支払報告書のいずれかだけ申告するための提出用統一CSVデータを作成したい場合
- HRMOS年税額計算において、源泉徴収票の提出(国税)/給与支払報告書の提出=対象となっているもののみが申告で受け付けられる源泉徴収票/給与支払報告書となります。
補足:提出用統一CSVデータ上ではCSVの中に、国税分のみ作成する場合には「0」、地方税分のみ作成する場合には「1」、国税分・地方税分双方作成する場合には「2」というような作成区分が定義されています(詳細はB. CSVファイルを手動で出力(ダウンロード)するのeLTAXリンク先をご確認ください)。
HRMOS年税額計算の次の設定により、各人にその作成区分が自動的に設定される仕組みです。
| 源泉徴収票の提出(国税) | 給与支払報告書の提出 | 作成区分 |
|---|---|---|
| 対象 | 対象外 | 0 |
| 対象外 | 対象 | 1 |
| 対象 | 対象 | 2 |
- そのため、2. 提出する源泉徴収票と給与支払報告書を確認し必要に応じて変更するにより全員をチェックいただき、次のとおりとして、提出用統一CSVを出力ください。
- 国税分だけ(源泉徴収票のみ)提出する場合は全ての対象者の給与支払報告書の提出=対象外とした状態でCSVを出力すると、全ての対象者の給与支払報告書は提出されず、源泉徴収票のみが提出対象/対象外とされるデータが作成されます。
- 給与支払報告書だけ提出する場合は全ての対象者の源泉徴収票の提出(国税)=対象外とした状態でCSVを出力すると、全ての対象者の給与支払報告書は提出されず、給与支払報告書のみが提出対象/対象外とされるデータが作成されます。
源泉徴収簿の出力はできますか
(国税庁の様式の)源泉徴収簿を出力する機能はございません。源泉徴収簿にあたるデータとして源泉徴収票(個人)のCSVや提出用統一CSVやHRMOS給与>各種手続・管理>年末調整>年末調整CSV出力より給与や賞与のCSVを保管いただけると幸いです。