概要
所定労働日数パターンは給与計算のために年度の毎月の所定労働日数を事前に登録できる機能で、利用する場合に限り登録が必要です(登録しなくても通常の所定労働日数は利用できます)。所定労働日数パターンは複数の設定を行うことができ、パターンを事前に対象者に割り当てる必要があります。
目的
この記事を読み終えることで、以下のことができるようになります。
- 所定労働日数パターンの登録が必要な場合を理解することができる
- 所定労働に数パターンを使用する場合に事前に登録することができる
前提条件
- 給与計算で所定労働日数パターンの登録が必要であること
- このような場合に一般的に必要となります。
- 当月払いの給与があり、勤怠ソフトから給与計算グループで使用する当月の所定労働日数や当月の所定労働時間が入手できず、HRMOS給与側でこれら日数や時間を事前設定して用いたい場合(割増賃金や欠勤控除などに必要)
- 登録する前に優先順位をご確認ください。登録状況により、所定労働日数パターンより他の設定が優先してしまうことがあります。
-
所定労働日数パターン毎に(年度の)開始月、各月(支給月)の日数を設定できます。
- 例えば3月:20日と設定した場合、3月支給の給与計算で「当月の所定労働日数」=20日として使用できます。
- 所定労働日数パターンは複数の設定を行うことができます。
- このような場合に一般的に必要となります。
- 所定労働日数パターンを作成し、対象者に割り当てること
- パターンを使用する対象者を指定して設定することが可能です。
- 割り当てをする人、しない人が混在していても構いません。
1日の所定労働時間、平均所定労働日数、平均所定労働時間の設定箇所と優先順位
- 所定労働日数パターンを設定するときに、当月の所定労働日数を設定しますが、1日の所定労働時間も設定した場合は、平均所定労働時間が自動的に設定されます。
- 「1日の所定労働時間」「平均所定労働日数」「平均所定労働時間」の設定は「HRMOS CORE」>給与(社員個別)と「HRMOS企業管理」>給与>給与計算グループで設定できますが、上記のために所定労働日数パターンからも設定される可能性があります。
- 設定したものから次の優先順位で使用されます。なお、1,2を設定しない場合は3、1を設定しない場合は2の設定が優先的に適用されます。
優先順位・設定箇所 |
詳細 |
特徴 |
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1.「HRMOS CORE」> 給与(社員個別) |
を参照 |
個人別に「1日の所定労働時間」「平均所定労働日数」「平均所定労働時間」が設定できます。設定した人のみ、2・3の設定に関わらずこちらの設定が採用されます。 |
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2.「HRMOS企業管理」> 給与>所定労働日数パターン |
本記事を参照 |
年間の毎月の「当月の所定労働日数」と「1日の所定労働時間」それに合わせた「平均所定労働日数」「平均所定労働時間」が設定できます (但し、時間や日数の端数処理は不可)。 パターンは「HRMOS給与」>社員で各社員に割り当て使用します。 |
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3.「HRMOS企業管理」> 給与>給与計算グループ |
基本設定>勤怠計算・単価を参照 |
給与計算グループ毎に単一の 「1日の所定労働時間」「平均所定労働日数」「平均所定労働時間」が設定できます。 |
- 上述の優先順位に基づき使用される数値は給与計算グループの社員詳細>給与情報>所定で確認できます
所定労働日数パターンの設定手順
ステップ1.所定労働日数パターンを作成する
操作の概要
所定労働日数パターンを作成します。
具体的な操作
1.HRMOS企業管理から給与を選択、所定労働日数パターンを選択します。
2.画面右上の+をクリックします。
3.所定労働日数パターンの名前と開始月を入力し、画面右下の保存をクリックします(開始月=給与支給月を指します)。
4.「+」をクリックし、年度と各月の所定労働日数を登録します。
補足:登録後に編集する場合は画面右上の鉛筆ボタンをクリックして編集します。ゴミ箱をクリックすると削除することができます。
5.設定したいものにより、登録する箇所は以下となります。
(1)「当月の所定労働日数」を設定する場合:
下記の例のように開始月からの12か月分の日数を入力し保存します。給与支給月の「当月の所定労働日数」として取り扱われる日数となります(当月=支給月を指します)。下記の例では2024年4月~2025年3月の設定を行っています。
(2)「平均所定労働日数」「平均所定労働時間」を設定する場合:
下記の例のように、(1)の設定に加え、1日の所定労働時間を60進法で入力し、保存します。この場合、(1)に基づく平均所定労働日数や平均所定労働時間が自動算出されます。
・平均所定労働日数:小数第3位が四捨五入され、小数第2位まで表示された値が給与計算にも利用されます。
・平均所定労働時間:小数第2位まで表示されます。但し、表示にかかわらず、小数第5位を四捨五入した値が計算に使用されます。
結果
(1)の所定労働日数パターンに基づく当月の所定労働日数のほか、1日の所定労働時間も設定した場合には(2)のとおり平均所定労働日数や平均所定労働時間も設定されます。
ステップ2.設定した所定労働日数パターンを計算式で使用する
- 設定した所定労働日数パターンをもとに「当月の所定労働日数」(1日の所定労働時間も設定した場合は平均所定労働日数や平均所定労働時間も含む)を、支給や単価の計算式で利用します。
- 下図は単価項目ですが、勤怠/支給/控除項目の計算式でも同様です。
計算に所定労働日数パターンで設定した平均所定労働日数(・・・)や平均所定労働時間(・・・)を用いる場合、給与・勤怠締め日により次のような引用元の値となります。
| 計算で使用する項目 | 給与・勤怠締め日 | 引用元の値 | 平均所定労働日数の場合の利用例 |
|---|---|---|---|
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平均所定労働日数(給与計算期間) 平均所定労働時間(給与計算期間) |
給与締め日 =支給月の前月 |
支給月の前月が属する所定労働日数パターンの平均所定労働日数/時間を使用 |
2025年4月支給の給与計算を行う場合: 2025年3月が属する所定労働日数パターンの平均所定労働日数が用いられる |
|
給与締め日 =支給月 |
支給月が属する所定労働日数パターンの平均所定労働日数/時間を使用 |
2025年4月支給の給与計算を行う場合: 2025年4月が属する所定労働日数パターンの平均所定労働日数が用いられる |
|
|
平均所定労働日数(勤怠期間) 平均所定労働時間(勤怠期間) |
勤怠締め日 =支給月の前月 |
支給月の前月が属する所定労働日数パターンの平均所定労働/時間を使用 |
2025年4月支給の給与計算を行う場合: 2025年3月が属する所定労働日数パターンの平均所定労働日数が用いられる |
|
勤怠締め日 =支給月 |
支給月が属する所定労働日数パターンの平均所定労働日数/時間を使用 |
2025年4月支給の給与計算を行う場合: 2025年4月が属する所定労働日数パターンの平均所定労働日数が用いられる |
ステップ3.設定した所定労働日数パターンを社員に割り当てる
操作の概要
設定した所定労働日数パターンを値を使用したい社員に割り当てます。
具体的な操作
1.HRMOS給与>社員より所定労働日数パターンを割り当てたい社員を選択して給与情報をクリックします。
2.所定労働日数パターンの右上の鉛筆マークをクリックします。設定した所定労働日数パターンを選択して保存をクリックします。
補足:HRMOS給与>社員>データの操作>インポート>所定労働日数 で所定労働日数パターン名のデータをインポートすることでも割り当てることができます。
結果
所定労働日数パターンを使用したい対象者に割り当てることができます。そのまま給与計算を開始すると、当月の所定労働日数に該当年の該当月に設定した日数が利用できます(1日の所定労働時間も設定した場合は平均所定労働日数や平均所定労働時間も含む)。
補足・ヒント
作成・設定した所定労働日数パターンの削除
- 一度作成した所定労働日数パターンを削除する場合は下記のゴミ箱を押下します(A)。削除した場合は元には戻せません。なお、年度だけのパターン削除であれば年度の隣(下図では下)のゴミ箱で削除できます。
- Aを実施すると個人(HRMOS給与>社員一覧>給与情報>所定労働日数パターン)に設定したパターンが削除され設定されない形に戻ります。