概要
HRMOS給与において生命保険料や損害保険料の控除項目を設定し、保険会社から提供される保険料データをシステムに取り込み、給与計算に自動的に反映させる方法を説明します。これにより、保険料の控除業務を効率的に行うことが可能となります。
目的
この記事を読み終えることで、以下のことができるようになります。
- 生命保険および損害保険の保険料を給与に反映させるための控除項目を作成する
- 保険会社から送付される保険料データと給与の控除項目を紐づけるマスタ設定を行う
- 生命保険会社や損害保険会社から送付される保険料データを取り込む
- 取り込んだ保険料データを給与計算に自動反映させる
- 生命保険会社への返送用データを作成する
前提条件
- 会社が生命保険会社や損害保険会社から、特定の形式(LINC形式、損保標準形式レイアウト)と拡張子(.DAT、.TXT)で保険料データが提供されていること
- 給与計算グループが作成・設定されていること
- 初期設定の実施に必要なアカウントが追加されていること
手順
ステップ1. 控除項目の作成
操作の概要
生命保険および損害保険の保険料を給与に反映させるための控除項目を作成します。
具体的な操作
- HRMOS企業管理にアクセスします。
- 左側メニューの「給与」から「給与計算グループ」をクリックします。
- 表示された右側画面にて対象の給与計算グループをクリックします。
- 「項目設定」から「控除」をクリックし、「+」ボタンをクリックします。
- 金額設定の「種別」で「変動取込」を選択し、「保存」をクリックします(生命保険料の設定例)。
- 損害保険の控除項目も同様の手順で作成します。
結果
作成した控除項目が給与計算グループに追加されます。
ステップ2. 生命保険会社のマスタ設定
操作の概要
生命保険会社から送付される保険料データと給与の控除項目を紐づけるためのマスタ設定を行います。
具体的な操作
- HRMOS企業管理にアクセスします。
- 左側メニューの「給与」から「生損保会社コード」をクリックし、「+」ボタンから「生命保険会社」をクリックします。
- 必要な情報を設定し、「控除項目」にはStep 1で作成した控除項目を選択し、「保存」をクリックします。
結果
生命保険会社が登録されます。
ステップ3. 損害保険会社のマスタ設定
操作の概要
損害保険会社のマスタ設定を行います。
具体的な操作
- HRMOS企業管理にアクセスします。
- 左側メニューの「給与」から「生損保会社コード」をクリックし、「+」ボタンから「損害保険会社」をクリックします。
- 損害保険会社が登録されていることを確認します。
結果
損害保険会社が登録されます。
ステップ4. 保険料データのインポート
操作の概要
保険会社から提供された保険料データをHRMOS給与に取り込みます。
具体的な操作
- HRMOS給与へアクセスします。
- 上部メニューの「各種手続き・管理」から「生損保保険料データ」をクリックします。
- 「インポート」をクリックします。
- 「保険区分」で「生命保険」を選択し、「ファイル選択」にて保険会社から送付された保険料データを選択します。
- 選択した保険料データが表示されていることを確認の上、「次へ」をクリックします。
- ファイルに問題がないことを確認し、「インポート」をクリックすることでインポートが開始されます。
- 更新完了メッセージ表示後、ブラウザの画面更新を行います。
結果
対象の保険会社名が表示され、保険料データが読み込まれます。読み込み直後は「引去結果」が「請求時」(給与への反映前の状態)となります。
ステップ5. 給与計算を行い生命保険料・損害保険料を控除する
給与計算を行うと登録された保険料が控除されます。
ステップ6. 生命保険会社への返送データのエクスポート
操作の概要
生命保険会社への返送用データを出力します(生命保険会社のみの機能となります)。
具体的な操作
1.HRMOS給与「各種手続き・管理」から「生損保保険料データ」をクリックします。
2.画面右上の「生保返送データ書出し」をクリックします。
結果
生命保険会社向けの返送用データがダウンロードされます。
手順の補足・設定項目一覧
控除項目の設定
| 項目 | 設定内容とポイント |
|---|---|
| 金額設定>種別 | 「変動取込」を選択します。 |
| 控除項目名 | 生命保険料、損害保険料など、分かりやすい名称を設定します。 |
保険会社マスタ設定
| 項目 | 設定内容とポイント |
|---|---|
| 控除項目 | ステップ 1で作成した控除項目を選択します。 |
| 保険会社名 | 登録する保険会社の名称を入力します。 |
| 保険会社コード | 保険会社を識別するためのコードを入力します。 |
保険料データのインポート
| 項目 | 設定内容とポイント |
|---|---|
| 保険区分 | 「生命保険」または「損害保険」を選択します。 |
| ファイル | 保険会社から提供された保険料データファイルを選択します。 |
補足・ヒント
給与計算後の保険料控除
- 保険料データのインポートは、給与計算を開始した後にも行うことが可能です。その場合は、インポート後に「社員情報の更新」を押下すると、その結果が給与計算に反映されます。
給与計算開始前(控除前)の保険料データ
- 読み込み直後の保険料データは「引去結果」が「請求時」と表示されます。これは、給与にまだ反映されていない状態を示します。
- 保険料データを事前にインポートしておくことで、給与計算時に対象社員から自動的に保険料が控除されます。