概要
HRMOS給与の給与計算を行うルールの単位は給与計算グループです。このグループのルール・設定に変更が生じた場合(基本設定、勤怠・支給・控除・単価の項目設定、明細表示設定、HRMOS勤怠連携設定など)変更毎に改訂履歴を作成して対応します。
目的
この記事を読み終えることで、以下のことができるようになります。
- 給与計算グループの設定変更ができる
- 給与計算グループの改訂履歴について理解する
前提条件
- HRMOS労務給与の全体像を把握していること
- 初期設定の実施に必要なアカウントが追加されていること
- 補足:改訂履歴の作成は支給月(支給予定日が属する月。改訂月)の計算を始める前に実施することを前提としています。計算開始後に改訂履歴を作成できるケースは限られますので補足・ヒントの改訂月として選択できる月の要件を参照ください。
手順
改訂履歴の作成は、以下のステップで進めます。
ステップ1.改訂履歴の全体像を把握し、給与計算グループでの改訂履歴の作成が必要なことを理解する
概要
給与計算グループで改訂履歴が必要な場合の要件を理解します。
要件
- HRMOS給与では、給与計算グループの基本設定、項目設定(項目の設定修正・追加・削除)、明細設定、HRMOS勤怠連携設定のいずれかの設定変更が必要な場合、改訂履歴を作成して対応が必要となります。
- 改訂履歴は支給月に対して作成します。
- 改訂履歴は、過去1か月分以上の給与計算を1度でも計算確定している場合に作成できます。一度も計算確定をしたことがない場合は初期設定のまま設定変更できます。
例)2024年05月改訂の履歴を作成して「労働日数」→「出勤日数」を名称変更する
結果
給与計算グループの設定変更のために、改訂履歴が必要なことがわかります。
ステップ2.改訂したい支給月から給与計算グループで改訂履歴を作成する
操作の概要
給与計算グループの設定変更をするには〇年〇月(支給月)で改訂履歴を作成します。
具体的な操作
1.HRMOS給与の「設定」メニューから改訂履歴を作成したい「給与計算グループ」を選択します。
2.画面右上の三点リーダーのボタンから「新規改訂」(あるいは翌月支給の給与が〇年〇月である場合、〇年〇月改訂)を選択します。
補足:誤って「改訂履歴を削除する」や「無効にする」を選択しないでください。給与計算グループのデータが削除されたり、編集できなくなります。
3.改訂月(設定を変更する支給予定日が属する月)を確認し「作成」をクリックします(下例では2024年4月支給給与から改訂されます)。
結果
改訂履歴に〇年〇月改訂と表示され、対象の給与計算グループの設定が変更できるようになります。
ステップ2.改訂履歴を編集する
給与計算の準備を参照し、対象の給与計算グループの設定変更をします。
ステップ3.改訂履歴に基づく給与計算、再設定を行う
- 支給月当月の設定変更を給与計算に反映させる場合、給与計算で「社員情報の更新」をクリックすると変更内容が反映されます。手入力が行われていたなど強制的な入力を行っていた場合は「初期値に戻す」で元に戻してから「社員情報の更新」をクリックください。
- 改訂が翌月から行われる場合は特に気にする必要はありません。
- 項目増減・修正がある場合でCSVインポートを行っていた場合は、マッチングを再度行っていただく必要があります。
- 明細表示に影響のあった場合は、明細定義の再登録が必要となります。
手順の補足・設定項目一覧
改訂月として選択できる月の要件
- 給与計算グループで改訂履歴を作成し、設定変更できるのは下記の月からです。
- 現在計算している支給月の給与が一度も計算確定されていない場合:支給月当月の改訂履歴の作成が可能。
- 支給月の計算確定を一度でもした場合:支給月翌月からの改訂履歴の作成が可能。なお、改訂履歴は支給月翌月以降の未来月で作成可能ですが、履歴と履歴の間に後で別の履歴を作成することはできません。
- 一度「計算確定」した場合にどうしても支給月当月で改訂履歴を作成したい場合は対象の給与計算グループの支給月当月の給与計算結果を月ごと削除いただく必要があります(改訂履歴でなく、給与計算結果の削除が必要)。但し、計算結果は全て削除する必要があるため、事前に計算結果を一度保管するなど、十分注意して作業を行う必要があります。
- 給与計算グループの現在の改訂履歴を編集可能な場合は、画面右上の鉛筆マークは黒、編集不可の場合はグレーで表示されます。
改訂履歴に関わるメニューとその説明
| メニュー | メニューをクリックしたときの内容 |
|---|---|
| 新規改訂 |
|
| 改訂履歴を削除する |
|
| コピーを作成 |
|
| 無効にする |
|
補足・ヒント
賞与項目パターンの改訂
賞与には給与計算グループの改訂のような仕組みはありません。新たに賞与項目パターンを作成して対応します。
給与計算グループのコピー
給与形態(月給・日給・時給)が同じ場合、次のとおり給与計算グループをコピーして別のグループ名を付けて設定できます。
改訂できる内容とできない内容
改訂できる内容には制約があります。例えば、項目設定では一度設定した種別などが変更できない等があります。詳細は下記を参照ください。
給与計算グループの!マークについて
- 給与計算グループに!注意喚起のマークがつき「HRMOS COREに設定されている内容と差異があります」と表示されていることがあります。
- これは次の条件により表示されます。
-
タイミング:給与計算グループの作成、もしくは履歴改定時※1
HRMOS COREにて手当項目、単価項目のマスタ情報を変更したとき(追加/削除/編集/並び替え)
-
条件:以下のすべてに合致するとき
- すでに存在する給与計算グループが、編集不可の状態※2
- 上記の給与計算グループが編集不可の状態になった以降、COREの項目が追加/削除/名称変更されている
-
※1 ある給与計算グループの作成/履歴改定を行うと、すべての給与計算グループに対してチェック処理が実行されます。
※2 「給与計算グループが編集不可」というのは、その給与計算グループの履歴改定において確定している給与が存在する場合等のケースです。
- 本件は何らその給与計算グループの支給項目等の設定と関係しない場合には無視していただいてよい表示となります。
- 次の給与改訂が行われるまで表示を消すことはできません。申し訳ございませんが、ご了承ください。