目次
年末調整とは
年末調整とは、毎月の給与や賞与から源泉徴収された所得税の合計額と、その年に本来納めるべき正しい税額との差額を精算する手続きです。
毎月の給与や賞与から天引きされている所得税は、あくまで概算の金額です。 そのため1年の最後に、従業員から提出された保険や扶養家族などの情報(申告書)をもとに、その年に納めるべき本来の正しい税額を計算し直します。その結果、概算で払いすぎていれば、差額が還付され、足りなければ、差額が徴収されます。
この、年間の所得税を正しく確定させ、差額を精算する一連の手続きが「年末調整」です。
(仕組みの詳細は国税庁のホームページをご確認ください)
HRMOSにおける年末調整
年末調整の流れ
年末調整の基本的な業務は、大きく6つのステップで構成されます。
(ステップ5の一部ならびにステップ6以降は、今後のアップデートにて公開予定です。 機能の公開にあわせて、詳細な操作手順ページを公開いたします。 恐れ入りますが、今しばらくお待ちください。)
ステップ1:年末調整の準備
年税額を計算するための、従業員情報や各種設定を整えます。
ステップ2:申告書の依頼・回収
各種控除に必要な情報を、従業員から申告書として回収・確認します。
ステップ3:年税額の計算
給与・賞与情報と申告書をもとに年税額を算出し、所得税の過不足額を確定します。
ステップ4:給与・賞与への反映
確定した所得税の過不足額を、従業員の給与や賞与で精算します。
ステップ5:源泉徴収票の配付、法定調書の作成・提出
従業員に向けた源泉徴収票を作成し、配付します。また、年末調整の結果を法定調書として作成し、行政機関へ提出します。
ステップ6:来年度の準備
来年度に向けて、申告書の情報を事前にサービスに登録します。
HRMOSでの年末調整の仕組み
HRMOSでは、上記の図のように複数のプロダクトがそれぞれの得意分野を分担し、連携することで、年末調整業務全体を効率化します。具体的な役割は以下のとおりです。
- HRMOS勤怠(年末調整):各種申告書の配布と回収を行い、HRMOS 年税額計算に連携します。
- HRMOS CORE:社員の基本情報を登録しておき、HRMOS 年税額計算に連携します。
- HRMOS 給与:社員の給与・賞与情報を計算し、HRMOS 年税額計算に連携します。
- HRMOS 年税額計算:各サービスから連携された情報から税額を計算します。その後、還付・徴収額を給与・賞与に反映したり、法定調書を作成・電子申告できます。
※各種情報の一部は、CSVファイルによる一括登録にも対応しています。操作方法は各ヘルプページでご確認ください。
HRMOS勤怠(年末調整)で申告書を回収せずにHRMOSで年末調整を行うことはできません。ご注意ください。
ステップ1:年末調整の準備
年末調整の計算を始める前に、まずは土台となる各種設定や従業員情報の整備を行います。この準備を事前に行うことで、手戻りなくスムーズに業務を進めることができます。
1.年末調整を始めるための初期設定
eLTAXの利用登録やデータ連携など、HRMOSで年末調整を行うための初回設定を行います。
2.事業所の情報を最新化する
年末調整に使用する事業所の名称や所在地などを確認・更新します。
3.年末調整の対象になる社員の追加・最新化する
HRMOS COREに今年度の年末調整の対象・対象外となる従業員をもれなく登録し、従業員一人ひとりのHRMOS COREに登録された情報を確認・更新します。
ステップ2:申告書の依頼・回収
準備が整ったら、従業員に申告書への回答を依頼し、提出された内容を確認します。
従業員とのやり取りは、「HRMOS 勤怠」の年末調整機能を利用します。
4.従業員に年末調整の申告を依頼する
従業員へ、申告書への回答依頼を一斉に通知します。
5.提出された申告書の確認をする
従業員から提出された申告書の内容を確認し、不備があれば差し戻し、問題がなければ承認します。
注意点:年末調整対象となる方はこちらで申告書の確定が必須となっています。従業員とやりとりが難しい場合、管理者側で申告書内容の確定を実施してください。2025年分の年末調整においては、本人の12月給与の有無などに応じ、本人の申告内容・年税額計算が変更されるため、誤りの無いように確定させてください。
ステップ3:年税額の計算
HRMOS COREの社員情報、従業員から回収した申告情報、HRMOS 給与に登録されている給与・賞与データ等をHRMOS 年税額計算に連携させ、最終的な年税額を計算・確定させます。
6.年税額計算を開始する
各プロダクトの情報を連携させ、年税額の自動計算を開始します。
※年税額計算において2025年分の通勤手当の非課税限度額の改正対応が必要な場合があります。必ずご確認ください。
7.年税額の計算結果を確認・修正する
自動計算された結果を確認し、必要に応じて手動での修正を加えます。
8.最終的な所得税の過不足額を確定する
すべての計算・修正が完了した後、最終的な還付額または徴収額を確定させます。
ステップ4:還付・徴収額の反映
確定した年税額をもとに、従業員の給与や賞与への反映を行います。
9.確定した還付・徴収額を、給与・賞与に反映させる
確定した過不足額を、対象月の給与または賞与の計算データに反映させます。
ステップ5:源泉徴収票の配付、法定調書の作成・提出
確定した年税額をもとに、従業員へ源泉徴収票を配付するとともに、行政機関への提出書類の作成、来年度の準備など、年末調整の締めくくりの作業を行います。
10.源泉徴収票を作成し、配付する
従業員へ配付するための源泉徴収票を作成・出力します。
11.源泉徴収票・給与支払報告書を作成する
税務署へ提出する源泉徴収票と市区町村へ提出する給与支払報告書を作成します。
12.法定調書合計表・給与支払報告書(総括表)を作成する
国税庁へ提出する給与所得の源泉徴収票等の合計表(給与所得にあたる部分)と給与支払報告書の総括表を作成します。
13.電子申告を行う
電子申告用のデータをシステム内部で作成しそのままeLTAXへの送信ができます(eLTAXの給与支払報告書、源泉徴収票の一元化提出により給与所得に関して、市区町村・国税庁同時に電子申告する仕組み)。これにより行政機関への申告を完了させます。
なお、事前にeLTAX(電子申告)等の利用準備を終えておくことが必要です。
ステップ6:来年度の準備
14.申告書情報をHRMOS COREに反映する 来年度の給与計算などをスムーズに行うため、今年の年末調整で更新された情報をHRMOS COREに反映させます。
よくあるご質問
FAQをまとめています。ご参考ください。
よくあるご質問
令和6年度(2024年度)までの年末調整
2025/9/23をもって2024年分の年末調整の計算機能の提供は終了しております。
現在は、2024年分の年末調整において、次のような機能は提供しておらず、データの閲覧ならびに確定しているデータのダウンロードのみが引き続き可能となっております。
- 2024年年末調整機能の使用開始
- 各種インポート、インポート後に行われる計算処理
- 社員の削除
- 計算確定
- 詳細画面での編集
- 源泉徴収票/給与支払報告書の出力対象の変更
※なお、2024年分の年末調整では2024年に登録された賃金を使用した定額減税に対応する機能がありましたが、本機能は2025年以降は提供されません。